メルセデス・ベンツ GLC&GLCクーペがマイナーチェンジでアップデート完了!

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#メルセデス #ベンツ #SUV #アウトドア #GLC

メルセデス・ベンツから新型GLC/GLCクーペが登場。インテリア、エクステリアを刷新し、話題のMBUXを採用。そんなGLC/GLCクーペの発表会をレポートします。

詳しくはこちら
https://www.goo-net.com/magazine/109807.html

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・メルセデス・ベンツGLC&GLCクーペがマイナーチェンジでアップデート完了!

文と写真●大音安弘

 メルセデス・ベンツ日本は、2019年10月3日、ミドルサイズSUV「GLC」及び「GLCクーペ」のマイナーチェンジモデルを発表した。価格は、GLCが690万円~1487万円。GLCクーペは、721万円~1519万円となっている。

 現在、8車種が揃うメルセデス・ベンツSUVのラインアップの中で、GLCは中核的な役割を果たすモデルだ。新型は、標準車は、クリーンディーゼルの「220d 4MATIC」とガソリン車の「300 4MATIC」とそれぞれ1タイプのみに集約され、これにハイパフォーマンスのメルセデスAMGが加えられる形なった。今回の大幅改良のポイントは、エクステリアのリファイン、インフォテイメントシステムのアップデート、パワートレインの改良などが挙げられる。

 エクステリアの変更は、フェイスリフトがメイン。フロント部は、クローム仕上げのアンダーガード付きのバンパー、フロントグリル、LEDデイライト付きのLEDヘッドランプなどのデザインを刷新。より力強いマスクとなった。また人気仕様である「AMGライン」は、新フロントマスクデザインに合わせた新たなダイヤモンドグリルやフロントバンパーデザインを取り入れるなど、よりスポーティな装いとなっている。リヤスタイルも変更を受けており、バンパーとエグゾーストエンド、テールランプを新デザインのものとしている。

 インテリアの最大の変更点は、新インフォテイメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」の搭載だ。これにより中央のインフォメーションディスプレイが、10.25インチへと拡大。さらにタッチスクリーン式となったことで画面上での操作が可能となった。音声操作機能も強化され、「Hi! MERCEDES」で話題となった自然対話型音声認識機能を搭載。この他の操作系は、従来型同様、センターコンソール上のタッチパッドに加え、ステアリングの最新世代のものに変更することでステアリング上でのタッチパッド操作も実現。結果、4つの方法でシステムへのアクセスが可能となり、より使いやすくなっている。新たにデジタルメーターパネルも採用され、高精細12.3インチの「コックピットディスプレイ」は、メーターパネルの表示をユーザーの好みに合わせてカスタマイズできるのが特徴。もちろん、ナビ画面の表示も可能となる。これは、エントリーグレードのGLC220d4MTICを除く全車に標準化されている。

・Sクラスと同等の運転支援システムを標準装備!

 先進安全機能も最新世代へとアップデートされており、フラッグシップモデルであるSクラスと同等の運転支援システムを全車に標準化。その中でもハイライトとなるのが「アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付き)」だ。例えば、対向車線を横切って右折しようとした際、対向車線を直進してくるクルマと衝突の危険があると判断すると、10km/h以内であれば自動的にブレーキが作動するもの。この他にも安全と快適の両面で最上のドライビング体験ができる様々な機能が備わっている。

・GLC 4MATICには可変バルブリフトシステム「CAMTRONIC」を採用して出力向上

 パワートレインも改良を受けた。2.0L直列4気筒ターボエンジンを基本とする。ガソリン車のGLC 4MATICは、新たにツインスクロールターボチャージャーと可変バルブリフトシステム「CAMTRONIC」を採用。最高出力258ps、最大トルク370Nmを発揮する。これは従来型のGLC 2504MATICスポーツと比較すると、47ps/20Nmの性能向上を果たしている。人気のクリーンディーゼル車である「GLC220d 4MATIC」は、最高出力194ps、最大トルク400Nmを発揮。新エンジンでは、高出力化を図るだけでなく、振動と騒音の低減も実現。さらに排出ガス浄化経路の短縮化やsDPF(選択触媒還元法コーティング付粒子状物質除去フィルター)を採用するなど、よりクリーンなエンジンへと進化したのが特徴。欧州にて導入されるRDE規制にも適合するエンジンとなっている。いずれも9速ATを搭載し、4WDシステム標準搭載。4WDシステムも改良を受け、前後のトルク配分は31:69へと変更されている。

・メルセデスAMGもアップデート!

 今回のマイナーチェンジに合わせて、ハイパフォーマンスモデル「メルセデスAMG」モデルもアップデートされた。従来同様に「43シリーズ」と「63シリーズ」が設定される。43シリーズのハイライトは、搭載される3.0LV6ターボエンジンの改良で、ターボチャージャーの大型化と制御変更を受け、最高出力が23ps向上し、390psに。最大トルクは520Nmと従来同様となる。4WDシステムは、メルセデスAMG開発の「AMG 4MATIC」を搭載し、前後のトルク配分は31:69であることに変更はない。エクステリアでは、「43シリーズ」として初の通称パナメリカーナグリルと呼ばれるAMG専用グリルを採用したのもトピック。さらにデザインに改良を施すことで、エアロダイナミクスも向上されている。最上位モデルとなる「63シリーズ」では、エクステリアの変更に留まり、基本性能は従来型同様となる。AMG開発の専用4WD「AMG 4MATIC+」を搭載。これは他のGLCと異なり、前後トルク配分を50:50から0:100の範囲で可変配分するタイプとなる。搭載されるエンジンは、4.0LのV8ツインターボエンジンで、最高出力510ps、最大トルク700Nmを発揮する。

 昨年は、メルセデス・ベンツSUVの中で、最多販売を記録したというGLCシリーズ。Cクラス同等の扱いやすさと快適性を備えるだけに、同社にとっては基幹モデルといえる存在だ。納車開始のタイミングだが、標準車で11月頃、メルセデスAMGモデルで12月頃と、いずれも年内を予定しているという。
Category
AMG

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